前回からの続きです。

現代を生きる中では、「楽」と「楽しい」のバランスがとりづらくなっているかもしれません。

「死の恐怖」も「生の欲望」も薄れている方が増えているのではないでしょうか。

それは

「現代人は「知識の食べ過ぎ」「思考の便秘」」

「心身の自然さについて」

などでも伝えたように、現代は社会的な望ましさや価値観にとらわれて、生き生きさを失っている方が増えているからです。

たとえば、目の前に熱い鍋があるとします。

これに触ると、自然に手を引きますよね。頭で考える前に体が動きます。これが本能です。

ですが、現代で生きる方は、言葉、知識、経験による「思考」が優位になっています。

すると、熱い鍋に触っても「まだ大丈夫」「このくらい熱くない」などと「考え」、手を引かないようにします。

これを繰り返すと、「死の恐怖」が薄れます。

「死の恐怖」と「生の欲望」は表裏一体です。

「死の恐怖」が薄れると、同時に「生の欲望」も薄れます。

つまり、生き生きさが失われます。

では、これらを取り戻すにはどうすればよいか。

それは、「感覚を大切にする」ことです。

感覚(五感)が大切にできると「死の恐怖」が出てきます。

熱い鍋に触ったらしっかりと手が引けるようになります。

それと同時に「生の欲望」が賦活してきます。

そして、「死の恐怖」と「生の欲望」のどちらか一方に傾かず、両者のバランスをとることが大切です。

箱庭あそびを「楽しい」とおっしゃる方が多いとお話ししました。

これは、箱庭あそびをすると感覚を大切にできるようになり、「生の欲望」が賦活してくるからだと思われます。

箱庭あそびは、決して「楽」ではありません。

オンラインが主体になってきているご時世に、わざわざオフィスまで来て箱庭をするのは面倒に感じるでしょう。でもその面倒さが大切なんだと思います。

そして、いらっしゃる方々は、面倒だけど「楽しい」からいっらっしゃるのだと思います。

数回にわたって「楽」と「楽しい」の違いについてお話ししました。

言葉にすると難しく感じられますが、頭で考えず、感覚でバランスをとっている方からしたらとてもシンプルです。

「楽」と「楽しい」のバランスをとることが難しいと感じる方は、ぜひ当オフィスにいらっしゃってください。

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