前回からの続きです。

 大住心理相談室のホームページには、大住先生がユング心理学に精通していること(ユングに関する御著書も多いです)、箱庭療法も行なっていることが書かれていました。私は、ほとんど直感で「ここにしよう」と決めました。

 しかし、大住心理相談室を見つけてから実際に連絡するまで、しばらく悩んでいたと思います。それは、教育分析を受けることによってこれから自分自身に何が起きるのかという「怖さ」があったからです。

 数ヶ月経ってから、意を決して大住心理相談室に電話をかけました。受話器を持つ手は震えていたと思います。その時、「こういったところに相談をする方達はこんな思いで連絡してらっしゃるのか」と実感しました。

 みなさんは「心理療法やカウンセリングを受ける」となったとき、どういったイメージを持ちますか?

 多くの人は「具体的に何をするんだろう?」「受けたらどうなるんだろう?」という疑問を持つのではないかと思います。実際、クリニックなどでカウンセリングをしていると、ほとんどの方が「何をするんですか?」「受けたらどうなりますか?」という質問をされます。この質問の裏には、「何をされるかわからない」「どうなってしまうのかわからない」という「怖さ」があるのでないかと思います。実際に私は、大住心理相談室に電話をかけたときに感じました。

 人間は、目に見えないもの、先がわからないものに不安や恐怖を感じます。心理療法やカウンセリングでは、クライエントの「不安」や「恐怖」を扱うことが多いですが、心という目に見えないものを扱う心理療法そのものが「不安」を喚起させるものなのかもしれません。

 「不安」や「恐怖」を無くしたい、軽減したいのに、心理療法を受けることによって不安になってしまうかもしれない。

 なんだか不思議な気がしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。